岬までは横顔だけで (4'53")
                           − BGM、でしょう… −
 

   制作期間 … 2006年9月5日〜10月17日

<創作〜作曲の動機>
 2006年の秋…この頃から曲作りを「創作」=作曲=アナログ作業、「制作」=作り込み=DTM、と意識的に頭の中で分業したり、部屋の中の家具や机をあれこれ配置替えして「作曲環境の整備」をしたり…ということに凝り始めました。
 この曲はそんな試行錯誤の中で「んじゃ、この新しい環境で一つ、書いてみるかー!」と意気込んで始めた曲です。
 AメロとBメロはなんとなく海岸線のドライブとか、大人のアヴァンチュールみたいなものをイメージしながら鍵盤に向かっているうちにスルスルと湧いて出てきたのですが、サビをどうしようかとだいぶ迷ったのをよく覚えてます。
 自分の中から溢れ出てくるような思い、というのが若干弱かったため、それでは…と、この頃から少しずつ興味を持ち始めていた「転調」を、(無難ながら)初めて採り入れてみた曲となりました。
 ついでに言うと、その時の「新しい配置」はその後しばらくしてボツとあいなりました(^^ゞ


<制作の日々から学んだこと>

 何曲書いても日数がかかって仕方がない、その原因はどこにあるんだorz…と悩み探っていたある日、仕事帰りに寄った居酒屋で、「新しい仕事の手順・スキルといったものを効率よく身につけるには自分のやったことを一度記録して振り返ってみるのが一番だ」という話が出て、しばらく盛り上がりました。その時僕の連想はふと仕事を離れ(笑)、かねてからの曲を書く際の「遅筆」克服に飛んでました。そうだ、制作日記をつけてみよう≠ニいうわけでこの曲では制作のたびにその日の動きを(Macintoshに向かっていない時も含めて)ひたすら書き込んでいきました。
 曲の完成と同時にA4の紙6枚分ぐらいの日記ができあがったんですけど、まあ大したもので、その記録から実にいろいろと見えてきたことがありました。もうね、「セルフ格言集」とでも言いたくなるぐらい。遅筆の原因もある程度目星が付いたばかりか、作曲の場以外でも幅広く応用のできそうなオモシロイ発見をすることができました。

 さてそれではいったい、どんな発見があったのか?これはまた「COLUMN」のコーナーで追々報告していく予定です。
 どうぞオタノシミニ…


  

inserted by FC2 system