メドレー; ルーティン提督〜センド・ミー・サム・ブレイヴ (2'50") 
                           Admiral Routine Send me some brave (MEDLEY)


                           − サウンドトラック オーケストラ作品−


    制作期間 … 2008年4月23日〜7月5日
           

<創作〜作曲の動機>

 実は3月上旬、寝台特急「あかつき」に乗って長崎へ「2泊2日」のひとり旅をしてきました♪
 到着した翌朝から終日市内観光。レトロな路面電車に乗って、楽しく旅行気分にひたりながら揺られていました。値段も安いし(笑 
全区間200円均一ですワ
 この路面電車、警鐘(?)が「チンチン」と小気味良く何度か鳴らされるんですが、それが何となくリングで鳴るゴングみたいにも聞こえるなあ…とか思った瞬間、この曲の後半でシツコク流れる(んですよ)メロディーが突然、アレンジまでほぼ完成した形で頭の中に鳴り響いたのです。思わず忘れないように何度もこのメロディーをうなり続け、次の電停で降りるやいなや、ダーッと踏み切り渡って、観光客の目を避けて駐車場へ。入り込むやいなや持っていたオリンパスのV-40に録音、なんとか天啓のモチーフをつかまえたわけです。(^^ゞ  この時のモチーフが中心となり、曲構想を練り始めることになりました!

 …この時の場所、「思案橋」っていう電停近くの駐車場「タイムズ」。んで、道はさんで反対側見ると、トルコライスが美味いとガイドブックに載っていたんで、市電降りたら探そうと思ってた店が(・o・) 
 ちなみに「ツル茶ん」っていうわりと有名(とのこと)な喫茶店です。年期の入った、雰囲気のある店でした。ついでにトルコライスも絶品だったッス(笑)

<制作の日々から学んだこと>
 今回は初めてオケもののオリジナル曲へチャレンジ!ということになりました。
 実は昨夏、リンクさせてもらっている三月ウサギさんの「勉強会」で文字通り勉強させていただいたことがあり、それ以来「次は自分の曲を」とひそかに考えるところがありました。
 いや〜、やっぱり一度体験させてもらったというのは大したもので、初めての時ほどには「本当にちゃんと鳴るんだろうか」という不安も感じることなく、音を重ねていくことが出来ました。今回僕なりに感じたことは、(まあ当たり前のことではありますけど)
  
 ・とにかく頭の中でイメージをある程度作ってから作業に取りかかること
   ・そして、その日にやる作業は何かを具体的に決めておき、さらに工程をある程度細分化しておくこと
   ・制作においては、一番最初に打楽器、もしくは低い弦パート(コントラバスorベース、あるいはチェロの和音)を入れてしまうようにすると、
    方向性が見え始めて安心できるということ
(<ん〜、まあポップオケだからできるわけですね…クラシックだとこうもいかないわけで…(--;))

…でした。今回は久しぶりに、かなり詳しく制作日誌をつけておけたので、今後の効率化に向けて、また自分のスタイル作りと、同時に段取りの悪さを見つけて修正する材料にしていきたいですね。忙しかったこと以上に、今回の曲は「オケアレンジ」と「メドレー的展開」という巨大な2つのテーマに挑んだことから、結局足かけ4ヶ月かかってしまいましたけど、やっぱり勉強になることが多かったです。

 それにしてもホルンっていう楽器は実に偉大だな〜って感じました。今回制作期間中にそっち方面の本なんかもよく読んだもんですけど、それによるとホルンの特性というのが「音色は柔らかでどの楽器とも溶けあう」「強さの中にマイルドさをプラスする」…うーん、納得!今回も実に助けられたし、演奏してても心地良かったんですよ、このパート。
 もし仮にどれか1つオーケストラの中の楽器やらないとイカンっていう局面が出てきたら迷わず「ホルン!」ですね、今は。(^^)

  

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