DON'T FROWN AT ME (2'47")
− ハードロック −
<創作〜作曲の動機>
KORGのTriton-Rackという音源に入っているエレキギターの音が骨太で迫力あるのに惹かれたことから作曲が始まりました。
ひずんだギターの音を大音量(←もちろんヘッドホンね)で往年のブリティッシュ・ロックを意識しながらギタリスト気分で鍵盤いじり、イアン・ペイスとかロバート・プラントなんかを意識した裏声で唸ってた(笑)ら、あれよあれよと言う間に作曲の方ができてしまいました。
しかし、この雰囲気をいつものハチプロで出そうとしてもなかなか出ない、線が細い。
このTriton-Rackは数年前からたまにバンド活動をする際に使っていたのですが、DTMのマルチ音源としては扱いが難しそう(実際難しいと思う)で、なんとなくそっちの方を開拓するのが億劫で手をつけずにいたものでした。今回はできた曲が良いきっかけになったんじゃないかと自分に言い聞かせ一念発起、その後制作に取りかかるまで1週間ぐらい禁酒(笑)、毎晩マニュアルに首っ引きでフウフウ言いながら音源と悪戦苦闘する日々でした。
どうにかこうにかイメージ通りの音をシーケンスソフトから鳴らすのには成功したのですが、じゃあこれで音源の取り回し方が身に付いたかというと…実はあんまり頭の中で体系的にまとまっておらず、自信もねえッス(涙)このあたりが文系人間のカナシさでしょうかねえ…(--;)
それと、今回アイデアはホイホイ浮かんだのですが、展開(時間的構成)を決める段階で、意外に(というか、いつものように)悩みました。
<制作の日々から学んだこと>
まずは「Triton-Rackは難しい!」でしょうか(笑)
シーケンスソフトを覚えたときと同じで、音源のコントロールについてもその時々に自分が知ったことや理解したことを、すかさずノートに書き留めておかにゃダメだ!と改めて反省することしきりです。
それと、楽器(シンセ)の音色から曲の世界が生まれていくということもあるんだなあ〜ということを、初めて身をもって体験した1曲でもありました。ふだんはほとんどピアノかアコギの音色ばかり使っていたので…。それにしてもエレキギターというのは、リフを誘発しやすいんだなという思いもありました。
…なーんてことわかったような気になって言ってるわりに、この後こういう路線での新曲作ってないんですけどね(^^ゞ
(以下余談)リード音(シャウトするボーカルを意識したんですが)なんですが、当初線が細いと思っていたハチプロの方で最終的には良い音色が見つかりました。ちょっと意外。