専門用語のLabyrinth (x。x)゚゚

 録りダメしてたNHKの「名曲探偵アマデウス」っていう音楽番組見てたら、「属九の和音」っていうクラシックの専門用語が出てきたんですけど、コレって要するにポップスで言うところの
  単なる「ナインスコード」
のことだったみたいなんですよ!(汗)
 その時話題になってた和音は「ドとミ以外全部押さえてますから…」みたいな話だったんで、「レ・ファ・ソ・ラ・シ」
ですよね。ということは…「ソ・シ・レ・ファ・ラ」と展開させられるわけだから、えーと…
9」ってことになるのか、ふうー。。
 当時
(たしかモーツァルトのピアノ協奏曲20番だった)のクラシックの世界では、ここまでがギリギリの和音の濁り、というのもホホウ、そうだったのかーって世界でためになったんですけど、それ以上に、こういう専門用語をもっとこう…共通理解をカンタンに、みたいな風通しの良いことにならないもんですかねえ〜〜って強く感じまして。

 ちなみに、今チェックしてる専門用語に「借用和音」ってのがあるんですけどね。
 定義は
《これから転調する先の5度、つまりドミナントに当たる和音を持ってくること》ってことになると思うんですが。
 これがなんと、

  1,「借用和音」  2,「簡易転調和音」  3,「他調ドミナント」  4,「セカンダリー・ドミナント」  5,「副5度(和音)
…と、世間では5通りもの呼ばれ方
が存在(ちなみに僕は転調を最初に勉強した本の「刷り込み効果」で、5番を常用・愛用しておりますです)しているみたいなんですね〜。。(-_-;) 言ってみれば「小麦粉」と「メリケン粉」と「うどん粉」の関係、みたいな世界なんでしょうか。

 これ以外にもいろいろありますわね。同じものを指している、複数の専門用語。
   「カデンツ」「ケーデンス」
とか、
   「ドッペルドミナント」「ダブルドミナント」
とかね。
 
このへんはまあ、単語に使われてるのが何語なのかの違いというだけかなって気もしますが(^^ゞ

 あと、
「置換ドミナント」「裏コード」同義ですよね。(=ドミナントのコードの、増4度にあるメジャーコードは、そのまんま置き換えて使える;だからたとえばキーがCの時、Gの代わりにC♯(D♭)が使える…ここまではわかるんです!)けど、これって、もしかしたらクラシックで言うところの
 「ナポリの2」(<自信ないんで色濁りましたけど)ってヤツなんでしょうかね??違うんだろか?


 ハナシを最初に戻すと、こういうクラシックとポピュラー音楽、あるいはコトバの国による違いとかからくる「同義なのに単語(専門用語)が違う」という状況がもう少し整備されて、早見表か何かになってくれてたら、さぞかしスッとするだろうな…みたいなことをよく感じましてね。
 で、その早見表を、たとえば目の前に掲示しながらいろんな理論書や楽典みたいなものを見たら、もうちょっと音楽理論も身近かつマクロ的にとらえられていくんじゃないかな、とか考えてたんです。
 時々、「よっしゃ、それじゃこの俺がいっそエクセルで一覧でも!」…と思う一瞬はごくたまに訪れるんですけどねえ…いつもその場限りの衝動に終わっちまってる自分が…うー、ちょっとカナシイ今日この頃ッスorz


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